式内 公智神社
Contents
概 要
社 号 公智神社
式内社 摂津国有馬郡 公智神社(鍬靫)
読み:古 クチ、現 くちじんじゃ、又はこうちじんじゃ
所在地 兵庫県西宮市山口町下山口3-14-30
旧地名 摂津国有馬郡
御祭神
久久能智神(くくのちのみこと)
配祀 健速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと) 奇稻田姫命(くしいなだひめのみこと)
『神社公式サイト』
健速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)
久久能智神(くくのちのかみ)
奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)
例祭日 10月10日 例祭
社格等
『延喜式神名帳』(式内社)
畿内:658座(大231座・小427座)
摂津国:式内社75座(大26座(並月次新嘗・就中15座相嘗祭)・小49座(並官幣))
有馬郡[アリマ]:三座 大一座 小二座
式内社(鍬靫)
近代社格制度 旧県社
明治6年(1873)8月村社
明治12年6月5日郷社
昭和4年4月2日県社
創建 不詳。承徳元年の大洪水の後現地へ遷という
本殿様式 桧皮葺流造
境内摂末社(祭神)
八幡神社・稻荷坤社・皇大神社・恵比須神社・天津神社・金刀比羅神社・塩津神社
文化財
旧神輿殿(市文化財)
一口メモ
中国自動車道西宮北インター入口東に鎮座。近くの式内有間神社を下調べしたルートに記載していなかったので、公智神社から有馬温泉の温泉神社へ向かう。
歴史・由緒等
以前は有馬郡山口村下山口字公智山にあつたが、堀河天皇の御宇、承徳元年の大洪水の後現地へ遷という。
貞観年中、建速須佐之男命、奇稻田姫の二神を配祀してから、いつしか牛頭天皇又は天王宮と称するようになつた。
当社は延喜式内社にして御祭神は木の祖神「久久能智神」です。創立年月日は不詳ながら、孝元天皇の皇子大彦命の後裔久々智民族が山口荘内の最も適当な丘を選び氏神として木の祖神である久久能智神を奉祀したのが始まりです。
その後大化三年(西暦六四七年)冬、孝徳天皇が有馬温泉に行幸せられた際、御滞在の行宮造営の御用材を当神社地よりお採りになり、その良好なことを喜ばれ「功地山」(功ある山の意)の山名を賜わり、当社を厚く崇敬祈願されました。
又貞観年中に「健速須佐之男命」「奇稲田姫命」の二神を配祀して以来、祇園牛頭天王又は天王宮と称されました。その後現今の社地に遷座されますが、社伝によると「堀河天皇の御代、承徳元年の大洪水によって有馬温泉が潰泉した頃、霊夢ありて移遷す」とあります。
中世以降、山口荘を支配した山口五郎左衛門は当社を深く崇敬祈願し、その子孫が寄進した手水鉢が現存します。
昭和四年四月二日、県社に加列。現在の本殿は文政年間に再建、拝殿・覆殿・社務所は昭和四十九年に改築されました。旧神輿殿は室町時代の建立に当たり、西宮市の文化財に指定。社叢は市指定天然記念物。境内には木の化石「珪化木(けいかぼく)」が多数配置されています。
-『神社公式サイト』より-
境内・社叢
鳥居 注連柱
社号標 拝殿
拝殿扁額 本殿
本殿右旧神輿殿(市文化財)
本殿右境内社
本殿右境内社
地名・地誌
地 図
交通アクセス・周辺情報
神戸電鉄田尾寺駅より徒歩15分
阪急バス・さくらやまなみバス 西宮北インターバス停より徒歩3分
同 下山口バス停より徒歩5分
ホームページ 『神社公式サイト』 http://kuchijinja.jp/
参 考
『神社公式サイト』、阜嵐健『延喜式神社の調査』さん、他
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